2011年6月22日水曜日

一等星投影機

どうも、お久しぶりすぎたQです、こんちには。

本業という名の副業が少し忙しかったので本業のプラネタリウムの作業が少し滞ってました。しかしある程度ひと段落という結果を見たので、そろそろこっちも回転数上げていきます。

手始めに6月27日にちょっと某所で試験投影させてもらえることになったのでそれまでに一等星投影器を作っておこうということになりました。レンズ選定、材料切り出しから光源の装填まで済んだので、後は本体に取り付けるだけですね。

一等星投影器、といっても大したものではありません。早い話、小さい穴の後ろから光を照らして、その穴をレンズで投影するだけです。この際、レンズに焦点距離の長いものが使えるため、その穴はドームに小さく投影されることになり、結果一等星投影器として機能するわけですね。線形光学の本質としては恒星原版と変わりません。一枚で沢山の星を投影するか、一つの星だけを映すように作ってるか、だけの違いです。

塩ビのパイプの切り出し
旋盤持ってるとこういう円筒系の切った貼ったは極めて楽です。

光源の装填とピント調節機構
ピントが合うように黒いパイプ部分を前後させ、ピントがあったらねじで止めます。

投影レンズ
生意気にもアクロマートのコーティングレンズです。無駄ですw安かったんでw

 全部で4つ
 シリウス、カノープス、アークトゥルス、アルファケンタウリ

 ちょっと投影してみた感じ
手振れしてる上、まあこれじゃ何がなんだか、ですがw

 最初知らなかったのですが、地球上で南半球に行くと見ることの出来る星座、ケンタウロス座の一等星アルファケンタウリはそれ自体は0等星(ベガ)と同じくらいの明るさです。しかし、これ実はいわゆる重星という奴で、その0等くらいの主星とその脇に1等星くらいの伴星があるんです。従って合成視等級がー0.3等星くらいになります。
まあ最初作ってなかった重星処理をいれたら初めて気付いたというw


そろそろ作業として
(最優先)クリーンルームの再立ち上げ、恒星原版の再製作
駆動系の構築
制御回路、制御プログラムの実装
が必要ですね。

いくつか今までの蓄積があるので多少は楽でしょうが、それでもしばらくは大変だと思います。
秋から年末には一般公開を待つだけの状態に仕上げるくらいの目標感でとりあえずは頑張ります。





一滴
滴る心か
 雨どいか

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