2011年3月20日日曜日

釣り用リールと自転車の発電機を使った手回しランタン

どうも、Qです。

今まで自転車の発電機で色々やってきましたが、その後進捗があったので報告します。
以前のバージョンでは軍手にこすり付ける、という方法でしたが、やはり安定した光が得にくいうえ、どうしても効率が悪いわけです。というわけでなんとか簡単に、安く、しかもそれなりに高効率に手回しする方法を考えました。

そこで思いついたのが釣り用のリールです。釣り竿の手元にある糸を巻く奴ですね。物によって多少異なりますが、一般にリールはハンドルを一回回すと糸を巻く部分が5回転します。つまり、ハンドル一回転で5回転得られるのです。

しかも安いリールなら1000円以下で買えます。これで組み合わせてみました。
釣り用のリールです。

ドライバとペンチが必要ですが、割りと簡単に分解できます。

中心部の不要なシャフトを取り除き、回転部分にセロテープを大量に巻き付けました。

発電機との接続もセロテープです。
旋盤を使って継ぎ手を作るとか、カップリングを使うとか考えてみたのですが、
結局これが一番簡単な落としどころでした。

 適当な大きさの段ボールを用意します。

 このように折り曲げます。

折り曲げ部はリールの釣竿を接続する部分に引っ掛けます。
反対側は写真のように発電機の金具部分にはさみます。
(自転車で普通に使うときのように、本来タイヤと接触する部分を傾けます)

 完成です。お手製の手回しランタン。
 効率や使い勝手がやはり段違いにいいですね。セロテープとか使ってるのでそこまで高い耐久性は期待できませんが、振り回したり乱暴に使わない限りは普通に使えます。というよりこれは僕は普通に備蓄しても良いと思ってます(笑)

これ以上の効率化を目指そうと思うと、ダイオードを使った整流(一般的かどうかは知りませんが、僕が買った発電機は交流でした)、 コンデンサによる平滑化、DCDCによる昇圧等が考えられますが、電気的な知識が必要になります。全部秋葉原で買えるじゃん、て普通に思えないとちょっと難しいかもしれません。




東日本大地震は、今は被災者の支援・救助活動と原発事故への対応が焦点になっていると思います。でも、おそらくこの災害はそれだけに留まらず、経済的な要素も含めた、今後の日本のあり方に大きな傷跡を残すでしょう。

今僕は救助に行く力もなければ、原発に対処する能力もありません。現場の人たちがやり遂げてくれることを祈るくらいしかできないのです。でも、この災害はそれで終りではないのだと思うので、以後自分がどう生きていくのかをきちんと考えなければいけないのでしょう。

まずは少しずつプラネ作りを再開していきます。あと多少時間はかかると思いますがやってみたいこともあります。やはり自分は何かを作ってナンボだと思うので、ほんのちょっとでも役に立てる可能性を模索していきたいのです。


被災者、救助者、そして原発関係の方々、頑張って!





散る桜
また咲けばこそ
散る桜

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